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NEW  11月18日(火) 東部地区11月例会が開催されました。

 11月18日(火)東部地区11月例会は、関西経済同友会 村尾和俊代表幹事(NTT西日本 代表取締役社長)をゲストとしてお招きし、ホテルニューオータニ鳥取「鳳凰の間」で開催されました。
 村尾代表幹事は兵庫県温泉町のお生まれで、小さいときには鳥取には何度も買い物などに来ておられ、懐かしんでおられましたが、母上や奥さんも鳥取と縁があって、ゲストとして講演をされることを楽しみにされてたご様子でした。
 ゲスト講演のテーマは、「関西経済同友会の活動」と題し、数多くある関西経済同友会委員会の活動状況について要点をわかりやすく短時間でお話いただきました。鳥取県経済同友会東部地区の活動にとって、非常に参考になるお話をいただきました。 参加者は41名となりました。

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                   <村尾代表幹事の講演の様子>
 お話の内容を要約すれば、関西経済同友会の目指すべき方向は、東京一極集中の是正であり、東京を「ものさし」にしない地方の創生を諮ること、そのためには「多様な価値観の創造」が関西経済同友会が取り組むテーマであるとおっしゃていました。
 関西の強みである「ものづくり」を支える技術力、それは「匠の技」であり、「匠の技」は「日本の精神文化」の中心であった関西圏が育んできたものである。この精神文化を学ぶことで「企業の競争力強化」や「ものづくりの復権」を取り戻すことが大切であると持論を展開されました。
 委員会活動の取組状況は次のような紹介がありました。
(1)MICE・IR推進員会活動———-関西総合型リゾート「KIR]の実現(シンガポール・カジノ視察)
(2)関西2019・20・21委員会活動——国際的なスポーツイベントが連続するが、オール関西で地域
  活性化に向け、巨大プロジェクトとの戦略的かつ一体的・有機的な運営を意識した成長ビジョン作成
(3)うめきた・みどり推進委員会活動—-うめきた再開発第2期への民間提案、17haの大部分を公園化
(4)農業改革委員会の活動—-攻めの農業を目指そう!農業を競争力強化に向けた提言、農業の産業化、
  民間企業の農業参入など提言(北海道大規模農場、兵庫県養父市<レタス植物工場>など視察)
(5)安全保障委員会の活動—–韓国・台湾の政府機関訪問。周辺地域の安全保障について意見交換
(6)ダイバーシティ委員会の活動——「若者」「女性」「外国人」「高齢者」が夢と希望を持てる社会の構築
(7)芸術・文化委員会の活動—-アーツサポート関西(ASK)の活動
(8)日本の豊かな精神文化委員会の活動——日本の目指すべき独自のものづくりやサービスのあり方
(9)国際活動 (10)若者との交流活動 (11)関西が抱える課題への活動(道路、港、空、リニア)
(12)最後に高知経済同友会の取組——-多様な価値観を持った地方創生、GKH県民会議の取組紹介

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  <質問・御礼の言葉 米原代表幹事>

講演終了後、「講師を囲む会」と題し、有志で村尾代表幹事と懇親を深めたところです。

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    <村尾和俊代表幹事を囲んで>

NEW 11月10日 中四国9県経済同友会代表幹事と(公社)経済同友会幹部との意見交換会が開催されました。

 11月10日(火)リーガロイヤルホテル広島において「中国・四国9県代表幹事と(公社)経済同友会幹部との意見交換会」が開催されました。
 (公社)経済同友会からは長谷川代表幹事、柏木・前原副代表幹事など9名、中国・四国9県からは各県の代表幹事14名、事務局16名の計39名の参加がありました。鳥取県からは秦野一憲代表幹事が出席いたしました。

 長谷川代表幹事と永野代表幹事(広島)の挨拶のあと

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<長谷川閑史代表幹事>                 <永野正雄代表幹事(広島)>

来賓として参加の内閣府副大臣(地方創生担当)の平 将明氏にご講演いただきました。
 講演テーマは「『まち・ひと・しごと創生本部』の取り組みについて」と題し、地方創生がなぜ必要なのか日本の現状(人口減少、東京圏への若者の転入、出生率など)を踏まえて、アベノミクスの恩恵を全国隅々まで浸透させるには何をする必要があるのか、その課題に対しての取組状況についてご講演いただきました。講演内容の概要は事務局だよりをご覧ください。
CIMG0416_R<内閣府副大臣 平 将明 氏>
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平副大臣への質疑も活発になされ、時間超過となりましたが、平副大臣は的確に分かりやすい言葉で答弁され有意義な講演内容でした。
 そのあと、各県から「地域活性化に向けた取り組み」について報告がありましたが、それぞれ特色ある取り組みが報告されるとともに意見交換がなされたところです。
 秦野代表幹事は1番バッターとしてとりわけ西部地区を中心に取り組んでいる事例(教育・地域産業・観光など)を発表いたしました。
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 ****内容は事務局だよりをご覧ください。

 

 

New 10月28日(火)10月例会が開催されました。(速報:写真)

 公立鳥取環境大学の特別公開講座2014の開催に合わせて、10月例会が開催されました。
担当は、地域経済活性化委員会(委員長:森本秋衛氏)であり、産学連携の交流懇親会を10月例会として位置づけ、鳥取環境大学との連携を図りながら、地域経済の発展につなぐことを目指すことといたしました。
特別公開講座には講師として日本銀行松江支店の支店長 木村 武 氏をお招きし、「アベノミクスと地方創生」というテーマで、約1時間30分のご講演をいただき、山陰経済の現状、地域間格差、人出不足の背景など、地域経済の数々指標のお話をしていただいたところです。

  特別公開講座の状況は次のとおり
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産学連携の10月例会の様子は次の写真をご覧ください。
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New 10月23日~24日 鳥取県・島根経済同友会合同視察研修会が開催されました。(写真集)

  天候の具合で、心配されました「隠岐の島」合同視察研修会ですが、当日は好天に恵まれ、絶好の視察研修会となりました。参加された皆さま、お疲れ様でした。
 境港港フェリーターミナルに11:20に集合して、高速船レインボーで島後の西郷港に13:10に到着、隠岐のジオパーク協議会の歓迎を受け、A班とB班に分かれて、島後の名所を回りました。
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B班の視察での状況は次の写真のとおり
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各自ホテルにチェックイン後、交流懇談会、交流懇親会がプラザホテルで開催されました。
参加者は、鳥取県サイド19名(東部 10名、中部 1名、西部 8名)、島根サイド 19名、
ご講師・来賓として 海士町の山内道雄町長、西ノ島町 濱田副町長、知夫村の小濱副村長、隠岐の島町の池田副町長、また島根県隠岐支庁 山岡支庁長ほか12名のご来賓に列席していただきました。 CIMG0314_RCIMG0316_R
山岡町長の記念講演では「離島からの挑戦(最後尾から最先端へ)」というテーマでお話しいただき、合併しない選択肢をとった海士町における行財政改革や地域ブランド化、Iターンの推進、子育て支援策など会社経営にも参考になる示唆に富んだお話をいただきました。
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    <海士町 山岡道雄 町長>
交流懇親会では隠岐の食材を中心にして参加者一同、和気あいあいの中で懇親を深めることができました。
 懇親会の状況は次の写真をご覧ください。
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懇親会終了後は、近くのスナックで2次会が開催されました。
翌日(24日)はオプション観光として島前の名所を巡りました。
晴天に恵まれ、この上ない島前めぐりとなり、参加者からは感動の声が聞かれました。
自然の景観、空の青と海の青の一体化した島めぐりとなりました。
集合写真など写真の提供は鳥取県経済同友会常任幹事 野口稔浩氏によるものです。
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 ***合同視察研修会の講演内容等は「事務局だより」をご覧ください。

New 10月20日~21日 円卓会議における講演内容と福島県沿岸地域3市町村の取組状況

 全国経済同友会代表幹事円卓会議においては、竹下復興大臣から「復興加速化への取組」と題して講演がありましたが、話の内容は次のようなものでした。
 1 被災3県のうち、岩手県と宮城県は復興の槌音が聞こえているが、福島県では沿岸地域が原発事故
 の影響で未だ復旧の段階であること
 2 未だ避難生活者が24万人あるが、復興の加速化に向けて、住宅再建・まちづくり、産業・なりわいの
 再生、健康・生活支援、福島の復興・再生、新しい東北の創造への取組を進める。東北が元気にならなければ日本の復興は無い。閣僚全員が復興大臣である。省庁の縦割りを排し、現場主義を徹底させる。
 3 福島の復興・再生に関して
  (1)福島県全体では避難者数は約13万人(H26.9)、うち避難指示区域からの避難者約8万人
  (2)避難指示の解除は田村市(H26,4)、川内村(H26,10)
     避難指示区域住民の帰還意向調査で双葉町と大熊町は「戻らない」が約7割
  (3)避難者への方針 
     「早期帰還者区域」——–除染、インフラ復旧、生活関連サービスの再開
     「長期避難者対策」——–町外コミュニティ(復興公営住宅整備 約4900戸)
     「新たな生活を開始する者」——賠償の支払い、就業や住宅の斡旋
 4 「新しい東北」の創造への取組
  (1)「新しい東北」官民連携推進協議会設置(経済同友会代表幹事も代表の1人)
  (2)「新しい東北」先導モデル事業
  (3)「WORK FOR 東北」———企業等の専門人材を派遣
  (4)「復興金融ネットワーク」——–官民連携で新規の民間資金を円滑供給

次に被災3県の代表幹事から「震災復興に向けた取り組み」が報告された。
資料は次のファイルをご覧ください。
  岩手 代表幹事 高橋 真裕 氏——–被災三県からの報告(岩手)
  仙台 代表幹事 大山健太郎氏———被災三県からの報告(仙台)
  福島 代表幹事 浅倉 俊一氏———-被災三県からの報告(福島)

 被災三県からの報告の後、来賓の田村市長 冨塚宥暻氏から「住民帰還に向けた支援と復興の課題」と題して講演があり、大震災発生・原発事故からの三年半にわたる取組についてお話しいただくとともに、田村市が進める復興計画の推進状況、田村中央スマートIC(東北横断自動車道 いわき新潟線)の概要について説明を受けました。原発事故賠償金10万円/月・人(田村市は本年4月に避難指示解除となった。)

 21日の視察研修では、
(1)川内村の植物工場を見学しました。
  日本最大級の完全密閉型植物工場による原子力災害被災地の農業再生に向けた取り組みが進んでいますが課題も多い。
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    ㈱KiMiDoRi 代表取締役 早川 昌和 氏    レタス類、ハーブ類を生産している
 ○冷蔵庫で約2週間保存OK ○種から40日間で育つ ○大阪府大、千葉大と産学連携 ○温度管理に注意
 ○事業費 5億8千万円(国費約1/2) ○フリルレタス 2000個/日、ミックス10(丸紅扱)2000パック
       /日、5種類サラダ(生協)1000パック/日
(2)川内村長 遠藤雄幸氏との懇談会
  福島第1原発事故によって全村避難から2012年4月役場機能復帰以降の生活インフラ整備・環境回復の取組と住民の帰村に向けた課題について、お話を伺いました。
  川内村は23年9月には緊急時避難準備区域の解除となり、11月から除染開始となった。
  24年1月に帰村宣言し、24年3月役場機能を復活、4月から住民帰村が始まったが課題は多い。
 OLYMPUS DIGITAL CAMERA河内村 遠藤村長
(3)富岡町長 宮本皓一氏との懇談会(福島県南双葉の中心地)
  町の面積の30%を占める人口集中区域が未だ「帰宅困難区域」のままである。
  本格復旧には道のりが遠いが、富岡駅周辺、富岡町復興拠点構想地区について、現地視察と町長からの説明を受けた。写真からもわかるように、津波の被害と放射能汚染の惨状を目の当たりにした。
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   汚染廃棄物と帰宅困難区域(道路一本を隔てて居住制限区域と避難指示解除準備区域に分かれる)
   ———-居住制限区域はフェンスで囲われており、監視されている。補償額も異なる。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA  OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA   居住制限区域と放射能測定器
  また、JR富岡駅は津波によってことごとく破壊されている。しかし、放射能汚染は心配がない。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA                                       OLYMPUS DIGITAL CAMERA民家には軽トラックが流されたままになっている。

(4)いわき海星高校への支援確認
   Ippo Ippo Nippon プロジェクトによる支援成果を確認した。
   澤尻京二校長からは謝辞とともに今後の展望と課題についてお話をうかがった。OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA 支援の一部

New10月20日~21日 全国経済同友会代表幹事円卓会議が開催されました。

 2014年全国経済同友会代表幹事円卓会議が10月20日(月)福島県郡山市(ホテルハマツ)において開催されました。また、翌日の21日(火)では、全村避難からようやく動き出した川内村の遠藤村長から復旧・復興に向けた取り組み状況の説明、いまだに帰還困難区域が町内の30%をしめる富岡町内の現地視察と宮本町長から富岡駅周辺の復興拠点構想の説明を受けました。併せて、Ippo Ippo Nipponプロジェクトによる「いわき海星高校」への支援成果の視察が行われました。
 円卓会議への参加者は、全国から代表幹事62名、事務局長45名など計119名の参加となりました。
 鳥取県としては、小谷副代表幹事が出席いたしました。

20日(月)の円卓会議では議事として
1 第27回(2014年)全国経済同友会セミナー(静岡開催)の決算案
2 第28回(2015年)全国経済同友会セミナー(金沢開催)の企画案
  2015年4月16日(木)~17日(金) ANAクラウンプラザホテル金沢など
  テーマ:「戦後70年。地域活性化で日本の再生を。」
3 第29回(2016年)全国経済同友会セミナー(岡山開催)の開催日程
  2016年4月14日(木)~15日(金)ホテルグランビア岡山
4 第32回(2019年)全国経済同友会セミナー(新潟開催)
5 全国経済同友会 地方行財政改革推進会議の今後の開催予定
の5項目が承認されました。

 来賓の講演では、①復興大臣 竹下 亘氏(島根県選出)から「復興加速化への取組」
 ②福島県田村市長 冨塚 宥暻氏から「住民帰還に向けた支援と復興の課題」と題して
お話を伺ったところです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA              会場全体
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           竹下亘復興大臣     福島県への贈呈式(長谷川代表幹事、渡部代表幹事<福島>)

 懇親パーティーにおいては①福島県副知事 村田文雄氏②福島県教育委員長 小野栄重氏
③郡山市長 品川 萬里氏の3名がご来賓として参加されました。
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 長谷川閑史代表幹事を囲んで
 右から小谷寛副代表幹事(鳥取)、永野正雄代表幹事(広島)、宮下義重常任幹事(島根)

 *円卓会議の詳細は、事務局だよりで報告します。

New 11月例会のご案内(講師:関西経済同友会 代表幹事 村尾和俊氏)

 現在事務局レベルで調整中ですが、11月例会(担当:総務委員会 霜村委員長)について、ご案内します。
 講師としては、関西経済同友会から代表幹事の木村和俊氏をお招きします。
 木村氏は、NTT西日本の代表取締役社長であり、技術やアプリと光回線を組み合わせて新たな文化を創造することを社として目指しておられ、貴重なお話がいただけるものと期待しております。
 日程は下記のようになりますので、多くの会員の方が参加いただきますように案内します。
                   記
1 日時   平成26年11月18日(火)  18:00~20:00
2 場所   ホテルニューオータニ鳥取「鳳凰の間」
3 講師   (一社)関西経済同友会 代表幹事 木村 和俊 氏
        <西日本電信電話㈱ 代表取締役社長>
4 講演テーマ 「関西経済同友会の活動」
  *関西経済同友会で取り組んでいる委員会活動を中心にお話を
    いただきます。
 木村和俊氏のプロフィール⇒NTT西日本 村尾和俊社長

10月例会 ご案内(講師:日本銀行松江支店 支店長 木村 武 氏)

 平成26年10月例会についてお知らせします。
 すでに会員の皆様にはご案内しておりますが、来る10月28日(火)ホテルニューオータニ鳥取「鶴の間」において、鳥取環境大学特別公開講座(鳥取県経済同友会東部地区:共催)に引き続いて10月例会を開催します。     10月例会は鳥取環境大学との産学連携交流会として位置づけしており、日銀松江支店の木村武支店長のミニ講演会の後、木村支店長さんと鳥取環境大学の役職員との懇親・交流を図ることとしています。多くの会員の方のご参加をお待ちしています。
 日程などは下記のとおりです。
           記
1 日 時   平成26年10月28日(火) 16:00~19:30
2 場 所   ホテルニューオータニ鳥取「鶴の間」
3 講 師   日本銀行松江支店  支店長  木村 武 氏
4 講演テーマ  「山陰経済の現状と今後の課題」
5 詳細日程
        16:00~17:15 鳥取環境大学特別公開講座(どなたでも参加自由)
        17:30~18:00 10月例会 ミニ講演会(木村武氏) 
        18:00~19:30 10月例会 鳥取環境大学との交流懇親会
【ご案内】
*1 鳥取環境大学の特別公開講座はどなたでも参加できます。
    各会員におかれては、社員・従業員の参加にご配慮願います。
*2 参加申し込み書については、公開講座の申込書にご記入の上、
    10月21日までに、事務局(FAX:0857-22-0155)までお知らせ願います。
*3 10月例会は、はじめに木村武支店長のミニ講演会とします。
    その終了後が交流・懇親会となります。10月例会の参加・不参加を、いつもの
    方法でお知らせ願います。
*4 10月例会の参加費は、食事代として3,000円いただきます。

   鳥取環境大学特別公開講座(10月28日)⇒⇒鳥取環境大学公開講座(10月)
   申込書はこちら⇒鳥取環境大学公開講座

 

隠岐の島視察研修会(10月23~24日)について

 鳥取県・島根経済同友会合同懇談会の一環として、「隠岐の島視察研修会」が開催されますが、参加者や日程等が確定しましたのでお知らせします。
 参加者は 鳥取県サイドでは20名(東部 10名 中部 1名 西部 9名)、島根サイドは20名となりました。(10月8日時点)
 また、講師として海士町長 山内道雄氏、ご来賓として地元から12名が交流懇談会に参加され、計53名の盛大な会となる見込みです。
 参加されます方は、当日(23日)境港フェリー乗り場に11:20に時間厳守でご参集ください。
 それ以降は翌日の解散時までは、団体行動となりますので、ご留意願います。
 また、境港高速フェリー乗り場に早く到着されました場合は、JR境港駅から徒歩2分のところに「千代むすび酒造㈱」があり、今回の参加者である同社の岡空京子専務がご案内されますのでお立ち寄りください。
 次に、日程表には入っていませんが、懇談会・懇親会終了後2次会(@3,000円)が予定されています。
 希望者のみですが、当日で結構ですのでお申し出ください。
 懇談会日程や参加者名簿、行動予定表(東部地区版)をご覧になりたい方は、次のファイル(PDF)を開いてください。

 ①鳥取県・島根経済同友会合同視察研修会の次第   ⇒鳥取県・島根合同視察研修会次第
 ②参加者名簿(鳥取県、島根、来賓)            ⇒鳥取県・島根 参加者名簿
 ③行動予定表(鳥取県経済同友会東部地区版)            ⇒隠岐の島研修 行動予定

 

第112回西日本経済同友会会員合同懇談会が開催されました。 (10月3日)

 10月3日~4日にかけて第112回西日本経済同友会合同懇談会が、土佐経済同友会のお世話で高知県高知市(ザ クラウンパレス新阪急高知)で開催されました。
 参加者は県外237名、土佐120名の計357名となりました。(鳥取県からは2名)
【開催趣旨】
 一昨年前の安部政権発足以来、失われた20年の長きにわたるデフレ時代から脱却し、ようやく未来への明るい展望がもてるような状況となったが、地方においては、人口減少・少子高齢化の進展といった厳しい現実に中で、若年層を中心とした教育や雇用面の不均衡、都市と地方の不均衡など克服すべき課題が山積している。
 2020年の東京オリンピック招致は日本国民にとって非常に喜ばしいことではあるが、一方で、東京一極集中が強まっていくことが懸念されている。
 このような時代にあって、土佐経済同友会は大都市とは対極にある高知において「独自の価値観」を醸成し、磨き上げ、「日本一の幸福実感県」を目指している。
 土佐経済同友会のこうした取り組みを西日本18経済同友会に広く知ってもらうためメインテーマを「高知家が育む県民幸福度(GKH)~日本一の輝く田舎を目指して」とした。

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高知駅前「土佐勤王党」3名の銅像

合同懇談会の開催の前に、西日本経済同友会代表幹事会が開催され、
①第2回西日本経済同友会代表者会議は平成27年7月17日(金)京都開催
②第113回西日本経済同友会合同懇談会は平成27年10月16日(金)~17日(土)奈良開催 となることが承認された。

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京都経済同友会  増田寿幸代表幹事 代表幹事会全景
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奈良経済同友会  山田善久代表幹事 【開会挨拶】土佐経済同友会 中澤陽一代表幹事
【基調講演】
  講師:京都大学 こころの未来研究センター 准教授 内田 由紀子氏
  テーマ:「日本の地域における幸福感」
  内田由紀子氏は宝塚市出身だが、夫は高知市内出身、その縁で夫から後押しされて来たとのこと。
   ①経済成長が人々の幸せに結びついていない。
       ・イースターリンの幸福のパラドックス
       ・メキシコ・ベネゼーラ・ブラジルなどGDPが低くても幸福度が高い
   ②日本の幸福はなぜ低いのか
       ・日本社会不幸説——自由選択に乏しい。働く時間が長すぎる。格差が広がっている。夢や希望が        ない。
       ・日本人無感覚論——悲観的日本論(そもそも幸せだとその人の人生評価は無い)
       ・もともと「幸福」とはこうあるべきだという「価値観」が世界全体で一元化していない。
   ③日本と北米とでは、「幸福観」が全く違う。文化の差か?
       ・日本人が「幸福」だと思うときは、お風呂に入った時と寝る前
       ・東洋での幸福感は山あり谷ありの変化の中にあり、アメリカ人は人生は目標に向かって登りつめ        た時に感じている。
   ④文化差から生じているのか?
       ・生業(農耕VS牧畜、コメ作VS麦作)
       ・人口移動 ・風土・環境・気候
   ⑤文化の背景にある人間観
       ・相互独立的自己観—–ヨーロッパ系アメリカ
       ・相互協調的自己感—–日本
   ⑥政策としの「幸福」のあり方とは?
       ・ビジョンの重要性
       ・住民を巻き込んだ幸せづくり
       ・内閣府「幸福度に関する研究会」社会学・経済学・社会公共政策・心理学
       ・日本的な指標づくりに挑む—–「経済社会状況」「心身の健康」「関係性」
       ・幸福度は単純なランキングでは危険、まちづくりにおいてはビジョンが大切
   ⑦法政大学の調査
       ・指標の一例  出席率、持家数、畳数、保育所定員比率、離職率、労働時間、正社員比率、
               休憩時間、医師数、など
       ・その中で高知はブービーの46位、最下位は大阪
   ⑧ブータンのGNH(Gross National Happiness)
       
・第4代国王が「幸福」を重視する政策(1970年代)
       ・国づくりの目標としてGNH。GNH省もあり、国立ブータン研究所と政策立案
       ・9つの柱を基本とするビジョンの提示と法律への反映
   ⑨ブータンが「幸福の国」として注目されるか?
       ・GDPではなく、GNH   2013年のGDP 日本は世界第3位 ブータンは162位

       ・ブータン仏教の精神、足るを知る精神、文化の保全と伝統
       ・東京都荒川区でも開始 GAH
   ⑩「高知家の家族会議」始動
       ・2011年に土佐経済同友会が提唱
       ・この8月に家族会議発足
       ・経済指標にとらわれず、豊富な自然や食、明るい県民性を評価する指標づくり
   ⑪個人主義の高知
       ・相手に干渉せず、尊重する
       ・温かさと他者を受け入れる風土  「いごっそう」「はちきん」
       ・自由思想に基づく決定の尊重・自由参加
       ・楽天的・ポジティブ
<まとめと展望>
   ①地域・職場のあり方とGNH——–GNHみんなでつくる幸せ社会へ 草郷・平山(2011年)
   ②豊かさの変化
       ・これまでは企業活動の中で、豊かな自然環境や趣味、家族や地域とのつながりを手放していた。
       ・企業・地域活動は幸福をもたらすものである。
       ・見えない価値を見える価値へ、働くことを通して生き甲斐の提供
   ③企業の幸福度→信頼・誇り・連帯感の基盤は「企業理念・風土の共有」ではないか?
   ④幸福は相対的かつ総体的なもの
       ・良いこと、悪いことの足し算・引き算ではない
       ・何を重視するのか?重みは文化や社会で異なる
       ・ビジョンを明確にして、それを共有することが重要
       ・モデルが必要
   ⑤個の幸福を超えて「集合的幸福」の重要性
       ・日本ではバランス志向性や関係性(自然、地域、家族、組織)
       ・集合的幸福:持続可能な社会へ発想の転換
       ・地域・組織はこれからの日本の幸福を支える。
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京都大学   内田 由紀子 准教授 テーマ:「日本の地域における幸福感」
【パネルディスカッション】
  <パネリスト>
   内田 由紀子
   渋谷 康一郎(筑波総研調査部長チーフエコノミスト)
   黒笹 慈幾(南国生活技術研究所 代表)
   安藤 桃子(映画監督)
   木村 祐二(土佐経済同友会 特別顧問)
  <コーディネータ>
   受田 浩之(高知大学副学長)
  
≪内容のメモ≫
   ・高知って外国?ヘイと言ったらヘイと返ってくる。
   ・渋谷レポートがGKHの基となった。
   ・渋谷レポートは渋谷康一郎氏が高知の日銀時代に作成したもの。地元に足を運び、住民と繰り返し       繰り返し話をしてまとめた。高知の人が弱みだと思っていたこと(東京の人が嫌うこと)が実は、これこ
    そが価値があるものだと気付いた。
   ・人・物・金に選択と集中、総花的でないきらりと光るもの→それは「日本一のいなか」を目標にすること
    →それを実現すること→それを自慢の種にすること→それで「幸福」を感じる
   ・環境・自然・健康・安心・安全・伝統文化・癒し→これこそが地域ブランド→郷土愛、人と人との「ふれ
    あい」を大切にする文化→「絆」の文化、高知にいれば、いつでもハグされている気持ちになる。
   ・木村氏——–渋谷レポートから幸福実現10年ビジョンを作成。行政の使命だが、行政が考えているこ     とと経済人が考えていることとはミスマッチがある。幸福の指標づくりのため今年8月から「GKH県民    会議」を開催する運びとなった。
   ・内田氏——ブータン国は人口75万人、高知とほぼ一緒。ブータン国の面積は九州とほぼ同じ。
   ・木村氏——GKHは各市町村ちがったものでいい。NO1でなく、オンリーワンを目指すもの。各地域地
    域で光耀くものを見出す。
   ・黒笹——–私はIターン組。東京生まれだが、小学館を退職してから高知に移住している。よそ者の目で
    高知を見ている。高知は日本語が通じる外国である。たとえると、マレーシアかな?
    おかしなシルバーIターンなのです。高知はGDPは最下位だけど、「貧乏だけど、貧しくない」。この    いごごちの良さは何なのか分からない。これを「見える化」することが重要。
   ・安藤——-幸せって「お金」では買えないものがある。高知は太平洋しかみていない。「日本一」ではな
    く「世界一のいなか」なのでは?日本人として民族のほこりを持って世界と付き合っている。
   ・木村——あなたは「高知」に対して「誇り」「愛情」を持ってますか?と問いかける。仕事への満足度は    「お金」のベースがあってこそ得られるもの。「地域とのつながり」もそこから始まる。
   ・内田—-「幸せ」の実感は「地域とのつながり」との中にある。隣の人を信頼できるか?助けられるか?
    「つながり」の指標をもつこと。
   ・渋谷—–大事なことだが、アンケートを毎年やってみること。「幸せ」がどういうものなのか調査する。
    無いと何が困るのか?それも必要。戸別訪問でアンケート調査。アンケーの質問の精査も必要。
    きっと、WIN-WINの関係がでてくる。指標を解析すること。定点観測も。
   ・安藤——高知の人は「芝居」がうまい。コミュニケーション能力に長けている。
   ・黒笹——GKHをうまく使えば、地産外商となる。県外に出ている人にも適用できる。県外者を束ねる
    装置としてのGKH。「幸せの地産外商」。
   ・渋谷——GKHをビジネスにつなげることが大切である。物心両面、「働ける」ことがベースである。
    地方創生の提言につなげること。それが高知のブランドになる。
   ・内田——流出している人にもアンケート調査することが必要。何を高知に求めているのか、あるいは、
    何で高知に貢献したいのかとか?(受田—–内田先生にアンケートや指標を作ってもらいたい。)
   ・木村——-今日明日でできるものは無いが、賛同者とともにゆっくりとじっくりと「家族会議」で話し合っ
    ていくこととしたい。
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パネルディスカッション会場 コーディネータ  受田浩之氏
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映画監督  安藤 桃子 氏 土佐経済同友会 特別顧問 木村 祐二氏
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【懇親会】
懇親会会場は、ホテルを離れて、高知城三ノ丸の特設会場で行われました。
盛大な懇親会となりました。