12月8日(月) 東部地区12月例会が開催されました。
12月8日(月)ホテルニューオータニ鳥取「鳳凰の間」において、東部地区経済同友会の12月例会(教育文化委員会担当)が開催されました。
ゲストには鳥取県博物館 館長兼理事監の大場 尚志(タカシ)氏をお招きし、「鳥取県立博物館の今後の在り方」と題し、お話を伺いました。
<米原代表幹事:あいさつ> <松下教育文化委員長:司会進行>
大場博物館長からは、築後40年以上経過し、老朽化など多くの問題を抱えている県立博物館の今後の在り方について、現在「鳥取県立博物館現状・課題検討委員会」(委員長:林田英樹元文化庁長官、元国立新美術館長)で審議されている内容について、経緯や今後の予定などお話を聞くことができました。
忙しい中をおいでいただき、大場館長さんには厚く御礼申し上げます。
<大場尚志県立博物館長>
お話は要約すると次のような内容でした。
(1)県立博物館の抱える主な問題点
・建物・設備の老朽化
・収蔵庫の狭隘化
・駐車場不足
・県民のニーズに対応できていないこと
(2)検討委員会の構成
県外有識者、県内(社会・家庭・学校教育、商工、観光、文化)の関係者
(3)検討委員会での審議事項
・これまでの取組の点検、現状における問題点
・今後の博物館に望まれる機能や活動の方向
・上記を踏まえ整理した課題への対応策
(4)課題の整理
・戦略的な運営体制の整備
方向性を明確にすること。職員体制の充実。
・県民との連携・地域への貢献
市町村の博物館等との役割分担や機能連携など
・多様なニーズに対応した基本業務の展開
収集保管。展示。教育普及。調査研究など
(5)今後のスケジュール
・26年度中にいくつかの選択肢をまとめる。
・第5回目の検討委員会でハード面のことをまとめ、県民へ公表
・来年度に3班に分かれて、先進地の視察・調査
・基本計画も作成する必要がある。
*現在注目されている話題であり、会員からは多くの質問がでました。
<質問する会員>