事業計画【県全体】

平成29年度活動方針(案)

    【 現 状 認 識 】

     我が国の経済は、グローバル化の波の中で不確実な要素が増してきている。昨年から、テロの多発や難民問題、英国のEU離脱、米国トランプ大統領の誕生によるTPP離脱があり、そして最近では北朝鮮の挑発的行動など、反グロバーリズム、自国第一主義が蔓延しつつあるように見受けられる。一方、国内では、これらの影響を受けつつも、一億総活躍社会の実現に向けて、アベノミクス「新・三本の矢」にそった施策の実現が求められている。政府の目標とする名目GDP600兆円に向けて「地方創生」「国土強靭化」「女性の活躍する社会づくり」を進め。デフレ脱却を確実なものとすることが求められている。

     また、「希望出生率1.8」「介護離職ゼロ」に向けて、子育て・介護環境整備等の取組みを進め、少子高齢化社会に対応していくことが求められている。

     鳥取県は第一次産業を中心として、高齢化が進んで人口減少が顕著である。

     鳥取県が一昨年策定した「鳥取県元気づくり総合戦略」を産学官金労言のネットワークによって、確実に成果を上げていくことが望まれているが、これは鳥取県経済同友会の役割でもある。とりわけ、「人口減対策」「観光戦略、観光振興」「地域の産業振興」分野では鳥取県経済同友会として、さまざま提言や活動を行っていく必要がある。

     県内の雇用環境は平成29年4月の有効求人倍率が1.59倍となり高水準を維持し堅調ではあるが、個人消費などは一進一退であり、景気も足踏み状態で推移している。

     最重要課題である人材・若者の県外流出問題に歯止めをかけるために、行政は数々の施策を展開しつつ、移住定住対策等に力が注がれているが、官民一体となって積極的に推進することが必要である。

     平成29年度の鳥取県経済同友会の重点的活動方針としては、県民生活の基盤である地域の再生なくして、持続的な経済成長はありえないという認識の下、「人口減少の克服」「一極集中の是正」「地方の創生」などについて、全国の各地経済同友会をはじめとする諸団体と緊密に連携することが求められているところである。

     鳥取県経済同友会は、本会の趣旨に賛同する進歩的な経済人で事業経営者、会社又は経済団体の役員又は幹部職員をもって構成し、自らの利益にとらわれることなく事業活動の中においてお互いに切磋琢磨していくとともに、一昨年12月に創設50周年の節目を迎えたことから、鳥取県内企業が有する創造性を如何なく発揮し、地域経済が活力を取り戻すため、鳥取県経済同友会としては、その責務を自覚してこれまで取り組んできた諸活動を継続して取り組むとともに、地域のオピニオンリーダーとしての役割を果たす必要がある。

     

     以上のような認識に立ち、平成29年度においては、次の事業に重点的に取り組んでいくとともに、東部・中部・西部3地区の連携を密にしていくこととする。

     

    【 平成29年度の具体的取り組み事項 】

    1.高速交通基盤の整備促進と要望活動の強化

     ・山陰自動車道の早期完成への運動

     ・地域高規格道路(北条・湯原道路)の早期整備促進

     ・鳥取砂丘コナン空港、米子鬼太郎空港、境港等交通インフラの総合的整備への運動

     ・山陰地区における高速鉄道(新幹線を含む)の整備について

    2. 広域観光・インバウンド観光の推進

    3.「鳥取県元気づくり総合戦略」(地方創生)の推進

    4.雇用促進・人材育成への取り組み

    5.2つの世界ジオパーク(山陰海岸ジオパーク・隠岐ジオパーク)を活かした広域観光振興

    6.境港拠点港整備と北東アジアとの経済交流推進

    7.東南アジアとの経済交流推進

    8.第1次産業との相互連携による幅広い施策の展開

    9.「地方分権」などに添った取り組みと調査研究(適時)

    10.岡山、島根経済同友会との合同懇談会開催

    11.経済同友会(全国・西日本・関西)の主催する各種会議、懇談会への積極的参加

    12.時宜に適った積極的な政策提言活動の展開

    13.行政機関・友好経済団体との連携と交流活動の推進

    14.組織運営(財政基盤の再構築)と情報活動の充実強化

    15・自立した財政基盤の強化活動(新入会員増強運動の展開)

    16.その他目的達成に必要な事業の実施

     

    『地区別の主な事業』

    <東部地区>

     鳥取県東部圏域企業が有する創造性を如何なく発揮し、地域経済が活力を取り戻すため、当東部地区としては、その責務を自覚してこれまで取り組んできた諸活動を継続して取り組むとともに、さらに活発化させて、交通基盤を活かした地域づくり、広域観光、教育問題、人材育成(グローバル人材)、雇用創造、移住・定住の促進などの課題について取り組むとともに、地域社会におけるさまざまな課題に対して積極的に提言活動を展開していく。

    ・月例会・7委員会による積極的な活動と政策提言

    ・行政機関・友好経済団体等との連携と広域交流活動の推進

    ・各種経済同友会の合同懇談会、ブロック大会等への積極的参加

    ・アワード制度の継続

    ・スポーツ・文化の振興、発展

    ・「因幡新風土記」づくり

    ・広域観光連携の推進、国際チャーター便などの誘致について

    ・「地販地消」活動の推進

    ・県境を接する岡山県・兵庫県北部との連携強化

    ・人口減少の克服、移住定住に関わる課題研究

     

    【委員会活動】

     平成29年度の活動方針(案)に基づき、委員会活動は、各分野の課題について活発な委員会運営を進める。

     総務委員会、教育文化委員会、地域学委員会、広域観光委員会、地域経済活性化委員会、移住・定住委員会、岡山・但馬交流委員会(7委員会)

     

    <中部地区>

     中部地域の抱える課題を掘り下げるとともに中部地域経済の活性化を強力に推し進めるべく、昨年度の提言・要望を踏まえ『フィギュアミュージアム「円形劇場」』、『鳥取県立美術館』の利活用による「中部はひとつ」の再確認と活性化に向けての地域連携強化の取組みを展開させる。

     併せて各種機関・団体と連携を保ちながら必要に応じた活動を行っていくとともに、会員相互の研鑽と親睦を図り、組織の拡大も含めさらに充実した活動を展開していくものとする。

     

    【重点事業】

    ・中部地域の連携、観光・産業資源とインフラ連携強化に向けた活動

    ・フィギュアミュージアムと県立美術館の利活用による地域活性化推進

    ・鳥取看護大学への各機関と連携した積極的な協力・育成・支援

    ・会議、研修会、講演会の開催

    ・各種情報収集及び調査研究

    ・県同友会をはじめ各種機関、団体との連携・協調

    ・会員相互の親睦、交流

    ・会員の増強

     

    <西部地区>

     基本的には、昨年同様地域資源を活かした取組みを基本に、新たな視点も加える事でより実現性を上げたい。具体的には政府は、「地方創生」を地域活性化の目玉が大きなテーマとなっているが、各自治体・経済界が一体となって政府にアピールし、また認めてもらえる様な政策を提示する必要がある。さらには、鳥取大学医学部附属病院、中海・宍道湖・大山圏域の市町村や経済団体とも引き続き連携し、地域の活性化を図るための活動を積極的に進めていく。

    ・鳥取県西部地区の強みを再認識し、人口減少、健康・環境問題等も視野に入れた地方創生のプログラムの提言

    ・北東アジア及びアセアン諸国の経済情勢を地域の仕事に活かす取組

    ・鳥取県西部総合事務所との連携強化による農業振興を含む地域経済成長戦略の策定

    ・経済界と教育行政との交流を含む教育問題への取組

    ・中海・宍道湖・大山圏域の観光・経済両面での発展に向けた連携

    ・この地域の特性を活かした観光戦略(インバウンド観光振興を含む)の策定

    ・鳥取大学医学部との連携による地域活性化への取組

    ・女性経営者・管理職の活用に向けた取組

    ・境港地区の重要港湾の認知と活用に向けた取組及び水産業の振興策の検討

    ・地域の歴史・伝統・文化を継承する為の取組

     

    【委員会活動】

     総務委員会、地域創生検討委員会、国際経済委員会、鳥取県経済成長戦略検討委員会、教育問題委員会、鳥取島根合同委員会、観光戦略特別委員会、鳥取大学医学部連携特別委員会、女性活性化検討特別委員会、境港活用特別委員会、ふるさと教育特別委員会など

     

    17.各種の合同懇談会、ブロック大会等への積極参加

     ◇ 第30回全国経済同友会セミナー(仙台市)

         平成29年4月20日(木)~21日(金)

     ◇ 岡山経済同友会創立70周年記念式典(岡山市)

         平成29年5月22日(月)

     ◇  第4回西日本経済同友会代表者会議(大阪市)

         平成29年7月14日(金)

     ◇  第115回西日本経済同友会合同懇談会(大津市)

         平成29年10月13日(金)~14日(土)

     ◇  第10回日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミット(豊岡市)

         平成29年10月26日(木)~27日(金)

     ◇  第25回岡山・鳥取県経済同友会合同懇談会(米子市)

         平成29年10月初旬or中旬開催予定

     ◇  第44回島根・鳥取県経済同友会合同懇談会(島根県)

         (開催時期未定)

     ◇  全国経済同友会代表幹事円卓会議(熊本市)

         平成29年12月4日(月)

     ◇  中国5県代表幹事と(公社)経済同友会幹部との意見交換会(広島市)

         平成30年3月ごろ

     ◇ 全国経済同友会行財政改革委員会 <分権改革>(開催地未定)

         (開催時期未定)

     ◇ その他当会の所属する各種団体会議の参加、出席

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